登山靴の履き方
自然を相手にする長時間歩行では靴選びが一番重要になります。
舗装路をハードな登山靴で歩くと足が疲れます。
舗装路をハードな登山靴で歩くと足が疲れます。
反対に、高山の不整地をローカットシューズで登ると転倒したり、思わぬケガをしたりと大変なことにもなりかねません。
標高や季節、荷物の重量など、ご自分の山行や目的に合った靴を選ぶことが大切です。
また、せっかく選んだ登山靴も、履き方や靴紐の締め方が悪いとトラブルの原因にもなってしまいます。ここでは、登山靴の基本的な履き方をご紹介します。
また、下ろしたての新品の登山靴で、いきなり長時間歩行の山行に出かけるのではなく、
十分な履き慣らしをしてから出かけましょう!
それと、登山靴は経年劣化が起こります。履いていようがいなかろうが、それは同じです。
ご使用前に、異常がないか点検するようにしてください!
登山靴の履き方
①まずは、登山靴に適した厚手の靴下を着用します。
靴下をあなどってはいけません。
「たかが靴下、されど靴下」・・・長時間の歩行を快適にするのに、靴下は重要なアイテムです。
②次に、履き方とはちょっと違いますが、サイズ選びの重要なポイントをお話しします。
登山靴のサイズは、たいていの場合、普段履いてる靴のサイズより、1サイズもしくは2サイズ大きめを選びます。
中敷の上に足を乗せた時、指先の前に人差し指がすっぽり入るくらいがいいでしょう。
中敷の上に足を乗せた時、指先の前に人差し指がすっぽり入るくらいがいいでしょう。
何故、大きめにしないといけないかというと、登山では下り時、何時間も下り傾斜を歩き続けます。
その際、どうしたって足は多少靴の中で前にズレます。
その場合でも、指先が靴に当たらないよう、指先にスペースをとっておかないと、指先を痛めて大変なことになってしまうからです。
③靴を履いたら、まずはかかとをトントントンと3回くらい打ち付けて、靴に自分のかかとをしっかり入れ込んでください。これ、重要です!!
靴を履いて、すぐに靴紐を締めると、足が少し前にいってる状態で靴紐を締めてしまうので、下りであっという間につま先が当たってきてしまいます。
登山靴を履いたら、かかとをトントントン・・・これをクセつけてください!
④かかとをトントントンとした、足首が90度になっている状態で靴紐を締めて下さい。
靴紐は、足の先の方から順番に、しっかりと締め上げましょう。
靴紐は、足の先の方から順番に、しっかりと締め上げましょう。
締め方が緩いと、フィット感が得られないだけでなく、
靴の中で足がズレやすくなり、足のトラブルの原因にもなります。
靴の中で足がズレやすくなり、足のトラブルの原因にもなります。
⑤靴紐の最後は、蝶々結びにするのが常です。
ほどけないようにするには、通常の蝶々結びより、1回多くの輪を作り、2つの輪に通して締める結び方をお勧めします。
ほどけないようにするには、通常の蝶々結びより、1回多くの輪を作り、2つの輪に通して締める結び方をお勧めします。